飲食店向けPOSレジ連携会計ソフト比較|Airレジ・スマレジ・ユビレジ対応状況


飲食店を経営する個人事業主にとって、日々のレジ締めと会計処理の二重入力は大きな負担です。「毎日の売上をレジから集計してExcelに入力し、さらに会計ソフトにも手入力…もっと効率化できないだろうか?」とお悩みではありませんか。実は、POSレジと会計ソフトを連携させることで、売上データの自動取り込みが可能になり、経理業務を大幅に削減できます。

本記事では、飲食店で人気の高いAirレジ・スマレジ・ユビレジの3大POSレジと、主要会計ソフト(freee・マネーフォワード・弥生会計)の連携状況を徹底比較します。各組み合わせの対応状況、連携方法、導入メリット、実際の費用まで、実務で使える情報を網羅的に解説します。

この記事を読めば、あなたの飲食店に最適なPOSレジ×会計ソフトの組み合わせが見つかり、経理作業時間を月10時間以上削減できる具体的な方法がわかります。青色申告の65万円控除を受けるために必要な要件も満たしながら、効率的に経理を進める仕組み作りを一緒に考えていきましょう。

POSレジと会計ソフト連携の基礎知識

POSレジと会計ソフトの連携イメージ図
POSレジから会計ソフトへデータが自動連携される仕組み

POSレジ連携とは何か

POSレジ連携とは、飲食店のレジシステム(POSレジ)と会計ソフトをAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)などの技術で接続し、売上データを自動的に会計ソフト側に取り込む仕組みです。従来の手入力作業を削減し、リアルタイムまたは日次で売上仕訳を自動生成できます。

具体的には、POSレジで記録された売上金額、現金・クレジットカード・電子マネーなどの決済手段別の内訳、商品カテゴリー別の売上などが、会計ソフト側に自動的に転送されます。会計ソフト側では、これらのデータを元に「売掛金」「現金」「売上高」などの勘定科目に自動仕訳を生成します。

ポイント: POSレジ連携により、レジ締め後の会計ソフトへの手入力作業が不要になり、経理担当者の作業時間を月間10〜20時間削減できるケースが多数報告されています。

飲食店がPOSレジ連携を導入するメリット

飲食店がPOSレジと会計ソフトを連携させる主なメリットは以下の通りです:

  • 経理作業時間の大幅削減:日々の売上入力作業が不要になり、月次決算や確定申告の準備時間も短縮
  • 入力ミスの防止:手入力による転記ミスがなくなり、正確な帳簿作成が可能
  • リアルタイム経営把握:売上データが即座に反映されるため、資金繰りや経営状況をタイムリーに確認可能
  • 税務調査対策:POSレジデータと会計データの整合性が取れており、信頼性の高い帳簿として評価
  • 青色申告要件の充足:複式簿記による正確な記帳が容易になり、65万円控除の要件を満たしやすい
  • 複数店舗の一元管理:複数店舗を運営している場合、各店の売上を一括管理できる

連携方法の種類と違い

POSレジと会計ソフトの連携方法には、主に以下の3つのタイプがあります:

連携タイプ 仕組み メリット デメリット
直接連携(API連携) POSレジと会計ソフトが公式にAPI接続 自動・リアルタイム・設定が簡単 対応している組み合わせが限定的
中継サービス経由 Zapierなどの外部サービスを介して連携 対応範囲が広い・カスタマイズ可能 別途費用・設定が複雑・動作が不安定な場合も
CSVインポート POSレジからCSVファイルを出力して会計ソフトに取り込み どの組み合わせでも可能・費用不要 手動操作が必要・リアルタイム性なし・フォーマット調整が必要

最も理想的なのは直接連携(API連携)ですが、対応していない組み合わせの場合はCSVインポートを活用することになります。本記事では、各POSレジと会計ソフトの組み合わせごとに、どの連携方法が利用可能かを詳しく解説していきます。

▲ POSレジと会計ソフト連携の基本を解説した動画

飲食店向け主要POSレジ3選の特徴

Airレジ、スマレジ、ユビレジの比較イメージ
飲食店で人気の3大POSレジシステム

Airレジ(エアレジ)の概要と特徴

Airレジは、リクルート社が提供する無料のクラウド型POSレジアプリです。iPadやiPhoneにアプリをインストールするだけで、すぐにレジ機能が使えることから、飲食店やサロン、小売店などで幅広く導入されています。

Airレジの主な特徴:

  • 基本利用料0円:レジ機能、売上分析、在庫管理などの基本機能が無料で利用可能
  • 初期費用の低さ:iPadとレシートプリンター、キャッシュドロワーがあれば導入可能(初期費用約5〜10万円)
  • 操作の簡単さ:直感的なUI設計で、スタッフのトレーニング時間が短縮
  • Airペイとの連携:同じリクルート社のAirペイと連携することで、クレジットカードや電子マネー決済に対応
  • 豊富な分析機能:売上推移、商品別売上、時間帯別売上などの分析レポート
  • サポート体制:コールセンターやメールでのサポートが充実
導入実績: Airレジは2024年1月時点で導入店舗数70万店を突破しており、国内シェアNo.1のクラウド型POSレジです。特に個人経営の飲食店や小規模チェーン店での導入が多い傾向にあります。

スマレジの概要と特徴

スマレジ株式会社が提供するスマレジは、高機能なクラウド型POSレジシステムです。無料プランから有料プランまで幅広いラインナップがあり、飲食店の規模や業態に応じて柔軟に選択できます。

スマレジの主な特徴:

  • 機能の豊富さ:基本的なレジ機能に加え、顧客管理、予約管理、複数店舗管理など高度な機能
  • 柔軟な料金プラン:無料のスタンダードプランから月額15,000円のフードビジネスプランまで選択可能
  • 飲食店特化機能:テーブル管理、オーダーエントリーシステム、キッチンプリンター連携など
  • API連携の充実:様々な外部サービスとのAPI連携に対応
  • セルフオーダー対応:お客様がスマホやタブレットで直接注文できるシステム
  • 詳細な権限設定:スタッフごとの操作権限を細かく設定可能

スマレジは、特に複数店舗を展開する飲食チェーンや、高度な売上分析を必要とする店舗に適しています。初期費用はiPad本体や周辺機器で10〜15万円程度、月額費用はプランによって0〜15,000円程度です。

ユビレジの概要と特徴

株式会社ユビレジが提供するユビレジは、iPadを使ったクラウド型POSレジの先駆けとして、2010年からサービスを開始しています。飲食店を中心に幅広い業種で導入実績があります。

ユビレジの主な特徴:

  • 安定性と実績:10年以上の運営実績があり、システムの安定性が高い
  • 飲食店向け機能:テーブル管理、ハンディ連携、キッチンディスプレイシステムなど
  • 充実したサポート:専任担当者による導入支援や、24時間365日の電話サポート(プランによる)
  • 拡張性の高さ:店舗の成長に合わせて機能を追加できる柔軟な設計
  • 複数店舗管理:本部機能で複数店舗の売上を一元管理
  • 外部サービス連携:会計ソフトや勤怠管理システムなど様々なサービスと連携可能

ユビレジの料金は、月額6,900円〜のプレミアムプランが標準的で、飲食店向けには月額8,400円〜のFB(フードビジネス)プランが用意されています。初期費用は周辺機器込みで10〜20万円程度です。

項目 Airレジ スマレジ ユビレジ
月額費用 0円 0円〜15,000円 6,900円〜
初期費用目安 5〜10万円 10〜15万円 10〜20万円
飲食店特化機能 基本的 充実 充実
複数店舗管理 可能(制限あり) 充実 充実
サポート体制 メール・電話 メール・電話・チャット メール・電話(24時間対応あり)
おすすめの店舗 小規模個人店 中小規模・複数店舗 中規模以上・本格運用

主要会計ソフト3選の特徴とPOSレジ連携機能

freee、マネーフォワード、弥生会計のロゴイメージ
個人事業主に人気の主要会計ソフト3選

freee会計の特徴と連携機能

freee会計は、freee株式会社が提供するクラウド会計ソフトで、簿記知識がなくても使えることをコンセプトに設計されています。個人事業主から法人まで幅広いユーザー層に支持されています。

freee会計の主な特徴:

  • 直感的な操作性:「簿記がわからなくても使える」をコンセプトに、質問に答えるだけで仕訳が完成
  • 自動化機能の充実:銀行口座・クレジットカード・POSレジなど2,400以上のサービスと連携
  • スマホアプリの充実:外出先でもレシート撮影や経費入力が可能
  • 確定申告機能:○×の質問に答えるだけで確定申告書類が完成
  • 請求書作成:見積書・請求書・領収書の作成機能が標準搭載
  • サポート体制:メール・チャットでの手厚いサポート

freee会計の料金プランは、個人事業主向けにスターター(月額1,480円)、スタンダード(月額2,680円)、プレミアム(月額43,780円/年)があります。POSレジ連携を活用する場合は、自動仕訳機能が充実しているスタンダード以上のプランがおすすめです。

freee会計のPOSレジ連携対応状況:

  • Airレジ:直接API連携に対応(自動仕訳生成)
  • スマレジ:直接API連携に対応(自動仕訳生成)
  • ユビレジ:直接API連携に対応(自動仕訳生成)

freee会計は、3つの主要POSレジすべてと公式連携しており、設定も比較的簡単です。連携設定後は、日次で売上データが自動取り込みされ、現金・クレジットカード・電子マネーなどの決済手段別に自動仕訳が生成されます。

ポイント: freee会計は、POSレジ連携の対応範囲が最も広く、設定方法も簡単です。特に簿記知識に自信がない個人事業主にとって、自動仕訳のルールがシンプルで理解しやすい点が大きなメリットです。

マネーフォワード クラウド確定申告の特徴と連携機能

マネーフォワード クラウド確定申告は、株式会社マネーフォワードが提供するクラウド会計ソフトです。個人事業主向けには「クラウド確定申告」、法人向けには「クラウド会計」という名称でサービスを展開しています。

マネーフォワード クラウド確定申告の主な特徴:

  • 使いやすい画面設計:従来の会計ソフトに近い操作感で、会計経験者にも馴染みやすい
  • 自動仕訳の精度:AI学習機能により、使えば使うほど自動仕訳の精度が向上
  • 豊富な連携サービス:銀行・クレジットカード・POSレジなど3,000以上のサービスと連携
  • 他のマネーフォワードサービスとの連携:請求書、給与、経費精算などのサービスとシームレスに連携
  • レポート機能:キャッシュフロー、損益推移、取引先別売上など多彩な分析レポート
  • 税理士との連携:税理士を招待して同時にデータを確認できる機能

料金プランは、個人事業主向けにパーソナルミニ(月額1,078円)、パーソナル(月額1,408円)、パーソナルプラス(月額39,336円/年)があります。POSレジ連携を活用する場合は、パーソナル以上のプランが必要です。

マネーフォワード クラウド確定申告のPOSレジ連携対応状況:

  • Airレジ:直接API連携に対応(自動仕訳生成)
  • スマレジ:直接API連携に対応(自動仕訳生成)
  • ユビレジ:直接API連携に対応(自動仕訳生成)

マネーフォワード クラウド確定申告も、主要3大POSレジすべてと公式連携しています。特にAI学習機能が優れており、初回は手動で仕訳を確認する必要がありますが、学習が進むと自動仕訳の精度が向上し、修正の手間が減っていきます。

詳しい比較は、freee vs マネーフォワード vs 弥生|個人事業主向け会計ソフト徹底比較2024の記事もご参照ください。

弥生会計オンラインの特徴と連携機能

弥生会計オンラインは、弥生株式会社が提供するクラウド会計ソフトです。パッケージ版の「弥生会計」で長年培ったノウハウをクラウド版に活かし、伝統的な会計ソフトの使いやすさとクラウドの便利さを両立しています。

弥生会計オンラインの主な特徴:

  • 業界最大手の安心感:会計ソフト市場シェア56%(2023年)を誇る弥生ブランド
  • 初心者サポートの充実:初年度無料キャンペーンや、電話・メール・チャットでの手厚いサポート
  • 安定した動作:長年の開発実績に基づく高い安定性
  • スマート取引取込:銀行口座やクレジットカード、POSレジなどからの自動取り込み
  • 確定申告書作成:e-Taxにも対応した確定申告書の作成機能
  • リーズナブルな価格:初年度無料で、2年目以降も業界最安水準

料金プランは、個人事業主向けにセルフプラン(初年度無料、2年目以降年額9,680円)、ベーシックプラン(初年度6,900円、2年目以降年額15,180円)があります。電話サポートが必要な場合はベーシックプラン以上がおすすめです。

弥生会計オンラインのPOSレジ連携対応状況:

  • Airレジ:CSVインポートで対応(手動取り込み)
  • スマレジ:CSVインポートで対応(手動取り込み)
  • ユビレジ:CSVインポートで対応(手動取り込み)
注意: 弥生会計オンラインは、2024年1月時点でAirレジ・スマレジ・ユビレジとの直接API連携には対応していません。POSレジからCSVファイルをダウンロードし、手動でインポートする形での連携となります。完全自動化を求める場合は、freeeやマネーフォワードの方が適しています。

POSレジ×会計ソフト組み合わせ別詳細比較

POSレジと会計ソフトの組み合わせマトリックス表
各POSレジと会計ソフトの連携対応状況一覧

Airレジ × 各会計ソフトの連携詳細

Airレジは無料で使えるPOSレジとして人気が高く、多くの飲食店が導入しています。ここでは、Airレジと各会計ソフトの連携方法を詳しく解説します。

Airレジ × freee会計

連携方法:直接API連携(自動連携)

設定手順:

STEP 1: freee会計にログインし、「設定」→「外部サービス連携」を選択
STEP 2: 連携可能なサービス一覧から「Airレジ」を検索して選択
STEP 3: 「連携する」ボタンをクリックし、Airレジのログイン情報を入力
STEP 4: 連携の許可を承認すると、自動的にデータ取り込みが開始

取り込まれるデータ:

  • 日次の売上合計金額
  • 現金売上、クレジットカード売上、電子マネー売上などの決済手段別内訳
  • 取引日時と店舗情報

自動生成される仕訳例:

  • 現金売上:借方「現金」/貸方「売上高」
  • クレジットカード売上:借方「売掛金」/貸方「売上高」
  • 電子マネー売上:借方「売掛金」/貸方「売上高」

メリット:

  • 完全自動で日次売上が取り込まれる
  • 決済手段別に自動仕訳されるため、現金過不足のチェックが容易
  • 設定が簡単で、専門知識不要

デメリット:

  • 商品カテゴリー別の詳細な仕訳には非対応(売上高は一括計上)
  • 返金処理や訂正処理の仕訳は手動確認が必要な場合あり

Airレジ × マネーフォワード クラウド確定申告

連携方法:直接API連携(自動連携)

設定手順:

  1. マネーフォワード クラウド確定申告にログイン
  2. 「データ連携」→「新規登録」を選択
  3. 「POSレジ」カテゴリから「Airレジ」を選択
  4. Airレジのログイン情報を入力して連携を承認
  5. 取り込み開始日を設定して連携完了

取り込まれるデータ:

  • 日次の売上明細
  • 決済手段別の売上内訳
  • 取引時刻や店舗情報

自動仕訳の特徴:

マネーフォワードでは、初回取り込み時に仕訳ルールを設定する必要があります。一度設定すれば、AI学習機能により同じパターンの取引は自動的に同じ勘定科目で仕訳されます。数回の手動確認を経て、精度が向上していきます。

メリット:

  • AI学習により仕訳精度が向上
  • 詳細な取引データを確認しながら仕訳可能
  • 他のマネーフォワードサービス(請求書・給与など)と連携しやすい

デメリット:

  • 初期設定時に仕訳ルールの設定が必要
  • 学習が完了するまでは手動確認の頻度が高い

Airレジ × 弥生会計オンライン

連携方法:CSVインポート(手動連携)

設定手順:

  1. Airレジの管理画面から「売上データ」をCSV形式でダウンロード
  2. ダウンロードしたCSVファイルを弥生会計オンライン用のフォーマットに加工(Excelなどで編集)
  3. 弥生会計オンラインの「スマート取引取込」機能でCSVファイルをインポート
  4. 取り込んだデータを確認し、必要に応じて仕訳を修正

取り込まれるデータ:

  • 売上日付、金額、決済手段などの情報
  • CSV加工時に設定した勘定科目情報

メリット:

  • 弥生会計の使い慣れた操作感で処理できる
  • CSV加工時に独自の仕訳ルールを適用可能
  • 初年度無料で利用できるため、コストを抑えられる

デメリット:

  • CSVダウンロードとインポートを定期的に手動で行う必要がある
  • CSV加工の手間がかかる(慣れれば月1回30分程度)
  • リアルタイム性がない

スマレジ × 各会計ソフトの連携詳細

スマレジは飲食店向けの高機能POSレジとして人気があり、特に複数店舗を運営する事業者に支持されています。

スマレジ × freee会計

連携方法:直接API連携(自動連携)

設定の特徴:

スマレジとfreee会計の連携は、Airレジと同様に簡単です。スマレジの管理画面から「外部連携」→「freee」を選択し、認証を行うだけで連携が完了します。

取り込まれるデータ:

  • 日次・店舗別の売上データ
  • 決済手段別の売上内訳
  • 商品カテゴリー別の売上(設定により可能)
  • 取引番号や時刻情報

スマレジ特有のメリット:

  • 複数店舗の売上を一括で取り込み可能
  • 商品カテゴリー別の仕訳設定が可能(フードとドリンクで別勘定科目など)
  • セルフオーダーなど高度な機能を使っていても正確に連携

料金面の注意点:

スマレジで外部連携機能を使用するには、プレミアムプラン(月額5,500円)以上が必要です。無料のスタンダードプランでは連携機能が制限されているため、事前に確認が必要です。

スマレジ × マネーフォワード クラウド確定申告

連携方法:直接API連携(自動連携)

設定の流れ:

マネーフォワード側から連携設定を行います。「データ連携」画面で「スマレジ」を検索し、スマレジのAPI設定情報(アプリID・シークレットキーなど)を入力することで連携が完了します。

取り込まれるデータ:

  • 詳細な取引明細
  • 店舗別・日付別の売上データ
  • 決済手段別の内訳
  • 商品カテゴリー情報(設定により)

スマレジ×マネーフォワードの強み:

  • 取引明細が非常に詳細で、後から確認しやすい
  • 複数店舗の売上を店舗別に自動仕訳可能
  • AI学習により、独自の仕訳ルールを学習して精度向上

スマレジ × 弥生会計オンライン

連携方法:CSVインポート(手動連携)

スマレジからのCSV出力:

スマレジの管理画面から「売上分析」→「取引履歴」を開き、CSVエクスポート機能で売上データをダウンロードします。スマレジのCSV出力は項目が豊富なため、弥生会計用に加工する際の自由度が高いのが特徴です。

加工のポイント:

  • 日付、勘定科目、金額、摘要などの列を弥生会計の形式に合わせる
  • 店舗名を摘要欄に記載することで、店舗別の売上管理が容易に
  • 決済手段別に行を分けることで、現金・クレジットの区別を明確化

▲ スマレジと会計ソフト連携の設定方法を解説した動画

ユビレジ × 各会計ソフトの連携詳細

ユビレジは、安定性とサポート体制の充実で定評のあるPOSレジです。飲食店向けの機能が充実しています。

ユビレジ × freee会計

連携方法:直接API連携(自動連携)

設定の特徴:

ユビレジとfreee会計の連携は、ユビレジの「アプリマーケット」からfreee連携アプリをインストールすることで設定できます。インストール後、freeeのアカウント認証を行えば連携が完了します。

取り込まれるデータ:

  • 日次売上データ
  • 決済手段別の売上内訳
  • 店舗別の売上(複数店舗の場合)
  • テーブル管理やコース料理などの情報も反映

ユビレジ特有の機能:

  • テーブル別の売上管理データも連携可能
  • コース料理やセットメニューの売上も正確に反映
  • ハンディ端末からの注文データも自動集計されて連携

ユビレジ × マネーフォワード クラウド確定申告

連携方法:直接API連携(自動連携)

設定の流れ:

マネーフォワード側の「データ連携」画面で「ユビレジ」を選択し、ユビレジのアカウント情報を入力して連携します。ユビレジのAPI設定画面でマネーフォワードへのデータ共有を許可する必要があります。

取り込まれるデータ:

  • 詳細な取引履歴
  • 決済手段別・店舗別の売上データ
  • 時間帯別の売上情報(分析用)
  • 顧客情報(設定により)

連携のメリット:

  • ユビレジの詳細なデータをマネーフォワードの分析機能で活用できる
  • 売上トレンドや時間帯別分析など、経営判断に役立つレポートが充実
  • 税理士との共有がスムーズ

ユビレジ × 弥生会計オンライン

連携方法:CSVインポート(手動連携)

ユビレジからのCSV出力:

ユビレジの管理画面から「売上レポート」を開き、「CSVダウンロード」機能で売上データを取得します。ユビレジは出力項目のカスタマイズが可能なため、弥生会計に必要な項目だけを選択してダウンロードできます。

加工と取り込み:

  • ユビレジのCSV出力は項目名が分かりやすいため、加工が比較的容易
  • 弥生会計の「スマート取引取込」用のテンプレートを作成しておくと効率的
  • 月次でまとめて処理する場合でも、30分程度で完了
POSレジ freee会計 マネーフォワード 弥生会計オンライン
Airレジ ◎ API自動連携
設定簡単
◎ API自動連携
AI学習あり
○ CSV手動
加工必要
スマレジ ◎ API自動連携
複数店舗対応
◎ API自動連携
詳細データ
○ CSV手動
項目豊富
ユビレジ ◎ API自動連携
飲食機能充実
◎ API自動連携
分析機能強力
○ CSV手動
カスタマイズ可
おすすめ度 ★★★★★
最も簡単
★★★★☆
高機能
★★★☆☆
コスト重視

POSレジ連携の具体的な設定手順(画像付き解説)

POSレジと会計ソフトの連携設定画面
実際の連携設定画面のイメージ

freee会計とAirレジの連携設定(ステップバイステップ)

ここでは、最も人気の高い組み合わせである「freee会計×Airレジ」の連携設定を、初心者にも分かりやすく詳細に解説します。

事前準備

連携設定を始める前に、以下を準備してください:

  • freee会計のアカウント(スタンダードプラン以上推奨)
  • Airレジのアカウントとアプリ設定完了済み
  • Airレジでの実際の売上データ(テスト取引でも可)
  • インターネット接続環境

連携設定の手順

STEP 1: freee会計にログイン
freee会計の公式サイト(https://www.freee.co.jp/)にアクセスし、ログインします。ダッシュボード画面が表示されます。
STEP 2: 設定画面を開く
画面右上の「設定」アイコン(歯車マーク)をクリックし、「外部サービス連携」を選択します。
STEP 3: Airレジを検索
外部サービス連携画面で、検索ボックスに「Airレジ」と入力します。検索結果に「Airレジ」が表示されたらクリックします。
STEP 4: 連携を開始
Airレジの連携説明ページで「連携する」ボタンをクリックします。Airレジのログイン画面が別ウィンドウで開きます。
STEP 5: Airレジにログイン
Airレジのログイン画面で、メールアドレスとパスワードを入力してログインします。
STEP 6: 連携を承認
「freee会計がAirレジのデータにアクセスすることを許可しますか?」という確認画面が表示されます。内容を確認して「許可する」をクリックします。
STEP 7: 取り込み設定
freee会計の画面に戻り、以下の設定を行います:
・取り込み開始日:売上データを取り込み始める日付を設定
・取り込み頻度:「毎日自動」を推奨
・店舗選択:複数店舗がある場合は連携する店舗を選択
STEP 8: 仕訳ルールの設定
自動仕訳のルールを設定します:
・現金売上:現金/売上高
・クレジットカード売上:売掛金/売上高
・電子マネー売上:売掛金/売上高
初期設定では上記のルールが自動で設定されています。
STEP 9: 連携完了と確認
「設定を保存」をクリックして連携設定が完了します。翌日から自動的に売上データが取り込まれるようになります。「取引」→「自動で経理」メニューで取り込まれたデータを確認できます。

初回取り込み後の確認ポイント

連携設定後、初めて売上データが取り込まれたら、以下の点を必ず確認してください:

  • 金額の正確性:Airレジの日次売上金額とfreee会計に取り込まれた金額が一致しているか
  • 決済手段の区分:現金、クレジットカード、電子マネーが正しく分類されているか
  • 日付の正確性:売上日付が正しく反映されているか
  • 仕訳の妥当性:自動生成された仕訳が適切な勘定科目になっているか
ポイント: 初回取り込み後は、1週間程度は毎日データを確認し、問題がないことを確認しましょう。その後は週1回程度の確認で十分です。問題があれば、freeeのサポートに問い合わせることができます。

マネーフォワードとスマレジの連携設定

マネーフォワード クラウド確定申告とスマレジの連携も、API連携で自動化できます。