確定申告だけ税理士に頼むのはあり?スポット依頼の料金相場とメリット・デメリット


「確定申告は自分でやっているけど、計算が合っているか不安…」「今年は収入が増えたから、一度プロに見てもらいたい」と感じている個人事業主やフリーランスの方は少なくありません。顧問契約を結ぶほどではないけれど、確定申告の時期だけ税理士に頼みたいというニーズは年々増えています。

この記事では、確定申告だけを税理士にスポット依頼する際の料金相場、メリット・デメリット、そして依頼先の選び方を詳しく解説します。年1回だけの単発依頼で本当に問題ないのか、どこまで丸投げできるのか、といった疑問にも答えていきます。

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確定申告だけ税理士に頼むのは「あり」なのか?

結論から言えば、確定申告だけを税理士に依頼するのは全く問題ありません。むしろ、多くの税理士事務所がスポット対応のサービスを提供しており、個人事業主やフリーランスの間で人気が高まっています。

スポット依頼が増えている背景

近年、確定申告のスポット依頼が増えている理由には以下のような背景があります。

  • クラウド会計ソフトの普及:日常的な記帳は自分でできるようになった
  • インボイス制度の開始:令和5年10月から始まった制度で申告が複雑化
  • コストパフォーマンス重視:必要な時だけ専門家を活用したい
  • 副業・フリーランスの増加:本業が忙しく確定申告に時間を割けない
確定申告書類と電卓、カレンダーが並んだデスクの様子
確定申告シーズンは多くの個人事業主が税理士のスポット依頼を検討する

顧問契約との違い

項目 スポット依頼 顧問契約
契約期間 確定申告時期のみ 年間継続
料金 5万円〜15万円 月額2万円〜+決算料
対応範囲 確定申告書作成のみ 記帳代行・相談・節税対策含む
相談 申告に関する内容のみ いつでも可能
向いている人 売上1,000万円未満の事業者 売上1,000万円以上・複雑な事業形態
ポイント: 売上規模が小さく、日常的な記帳を自分でできる方にとっては、スポット依頼の方がコストパフォーマンスに優れています。

確定申告スポット依頼の料金相場

確定申告だけを税理士に依頼する場合の料金は、売上規模や事業内容によって大きく異なります。ここでは、個人事業主・フリーランス向けの具体的な料金相場を解説します。

売上別の料金相場

年間売上 白色申告 青色申告(簡易簿記) 青色申告(複式簿記)
300万円未満 3万円〜5万円 5万円〜7万円 7万円〜10万円
300万円〜500万円 5万円〜7万円 7万円〜9万円 9万円〜12万円
500万円〜1,000万円 7万円〜9万円 9万円〜12万円 12万円〜15万円
1,000万円〜2,000万円 10万円〜12万円 12万円〜15万円 15万円〜20万円

追加料金が発生するケース

基本料金に加えて、以下のような場合は追加料金が発生することがあります。

  • 記帳代行を依頼する場合:月額5,000円〜1万円×12ヶ月分
  • 消費税申告が必要な場合:3万円〜5万円
  • 不動産所得がある場合:物件数に応じて2万円〜
  • 株式譲渡所得がある場合:1万円〜3万円
  • 資料の整理が必要な場合:2万円〜5万円
  • 期限間際の依頼(2月以降):通常料金の1.2倍〜1.5倍
税理士が電卓を使いながら確定申告書類を確認している様子
税理士による確定申告書類のチェック作業
注意: 確定申告直前期(2月〜3月15日)は税理士が最も多忙な時期です。スポット依頼を検討している場合は、遅くとも1月中には相談を開始することをおすすめします。

確定申告だけ税理士に頼むメリット

年1回のスポット依頼には、顧問契約とは異なる独自のメリットがあります。ここでは、実際に確定申告だけを依頼した場合の具体的なメリットを見ていきましょう。

1. コストを大幅に削減できる

最も大きなメリットはコスト面です。顧問契約を結んだ場合、年間で30万円〜50万円程度かかるのに対し、スポット依頼なら5万円〜15万円程度で済みます。

実例:Webデザイナーの場合

年間売上500万円のフリーランスWebデザイナーAさんは、普段はfreeeで記帳を行い、確定申告だけを税理士に依頼。料金は10万円で、顧問契約に比べて年間20万円以上のコスト削減に成功しました。

2. 正確性と節税効果が期待できる

税理士に依頼することで得られる主な効果:

  • 計算ミスや申告漏れの防止:専門家のチェックで安心
  • 適切な経費計上:グレーゾーンの判断を専門家に相談できる
  • 控除の最大化:見落としがちな控除を漏れなく適用
  • 税務調査リスクの軽減:税理士署名があることで信頼性が高まる

3. 時間を有効活用できる

確定申告に要する時間は、初めての方で20時間〜30時間、慣れている方でも10時間程度かかると言われています。税理士に依頼すれば、この時間を本業に充てることができます。


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作業内容 自分で行う場合 税理士に依頼
帳簿の整理・確認 5〜10時間 資料を渡すのみ(1時間)
申告書作成 5〜10時間 不要