マネーフォワードクラウドの連携サービス全解説|会計・給与・請求書の組み合わせ


フリーランスや個人事業主として事業を拡大していくと、会計だけでなく給与計算・請求書発行・経費精算など、バックオフィス業務が複雑化していきます。「マネーフォワードクラウドを導入したけれど、給与や請求書との連携ってどうすればいいの?」「複数のサービスを組み合わせて使うメリットは?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、マネーフォワードクラウドの各サービス間連携について、会計・給与・請求書・経費精算など、すべての組み合わせパターンを徹底解説します。API連携の仕組みから実際の設定手順、連携によって得られる業務効率化の具体例まで、実務に即した情報を網羅的にお届けします。

この記事を読むことで、マネーフォワードクラウドの連携機能を最大限に活用し、バックオフィス業務を大幅に効率化できる方法が分かります。年間数十時間〜数百時間の業務時間削減につながる情報をぜひ最後までご覧ください。

マネーフォワードクラウドの各サービス連携イメージ図
マネーフォワードクラウドの主要サービス連携マップ

マネーフォワードクラウド連携の基本概念

マネーフォワードクラウドの連携とは何か

マネーフォワードクラウドの連携とは、同社が提供する複数のバックオフィスサービス間でデータを自動的に共有・同期させる仕組みです。具体的には、会計・給与計算・請求書発行・経費精算・勤怠管理・マイナンバー管理など、15以上のサービスが相互に連携できます。

連携の最大の特徴は、一度入力したデータを各サービス間で重複入力する必要がなくなる点です。例えば、請求書発行で作成した売上データが自動的に会計ソフトに仕訳として取り込まれたり、給与計算で算出した給与データが会計帳簿に自動反映されるなど、転記作業が不要になります。

ポイント: マネーフォワードクラウドの連携機能を使うことで、従業員1人あたり月10〜20時間の業務時間削減が可能です。年間にすると120〜240時間、人件費換算で20万円〜40万円のコスト削減につながります。

連携機能の3つのメリット

マネーフォワードクラウドの連携機能には、大きく分けて3つのメリットがあります。

  • 入力作業の削減: 同じデータを複数のサービスで入力する二度手間が解消され、業務時間が平均60%削減されます
  • 入力ミスの防止: 手入力による転記ミスがなくなり、データの正確性が向上します。特に給与計算では重要です
  • リアルタイム同期: データが各サービス間で即座に同期されるため、常に最新の財務状況を把握できます
  • 決算処理の高速化: 月次決算・年次決算の処理時間が大幅に短縮され、税理士との連携もスムーズになります
  • コンプライアンス強化: データの一元管理により、税務調査対応や監査対応が容易になります

連携できる主要サービス一覧

マネーフォワードクラウドで連携可能な主要サービスを表にまとめました。

サービス名 主な機能 連携先 料金プラン
会計 仕訳入力・帳簿作成・確定申告 全サービス 月額1,280円〜
給与 給与計算・賞与計算・年末調整 会計・勤怠・マイナンバー 月額3,278円〜
請求書 見積書・請求書・納品書作成 会計・債権管理 月額3,278円〜
経費 経費申請・承認・精算 会計・給与 月額3,278円〜
勤怠 勤怠管理・シフト作成・有給管理 給与 月額3,278円〜
マイナンバー マイナンバー収集・管理 給与 月額2,980円〜
債権管理 入金消込・督促管理 会計・請求書 月額3,278円〜

マネーフォワードクラウドの管理画面での連携設定画面
マネーフォワードクラウドの連携設定画面イメージ

会計と請求書の連携|売上計上を自動化する方法

請求書から会計への自動仕訳連携の仕組み

マネーフォワードクラウド請求書と会計の連携は、最も基本的かつ効果的な組み合わせです。請求書を発行すると同時に、自動的に会計ソフトに売上の仕訳が計上されます。

具体的な連携フローは以下の通りです:

STEP 1: クラウド請求書で請求書を作成・発行
STEP 2: 請求書データが自動的にクラウド会計に送信される
STEP 3: 会計ソフト側で「売掛金/売上高」の仕訳が自動生成される
STEP 4: 入金があった際は、債権管理機能で自動消込が可能

この自動連携により、売上計上の漏れや二重計上のリスクがゼロになります。特に月間100件以上の請求書を発行する事業者では、月間20時間以上の業務時間削減が可能です。

実際の連携設定手順

会計と請求書の連携設定は、以下の手順で行います。

  1. マネーフォワードクラウド会計にログイン後、「連携サービス」メニューを選択
  2. 「マネーフォワードクラウド請求書」の連携ボタンをクリック
  3. 連携時の仕訳設定を選択(売掛金勘定・売上勘定・税区分など)
  4. 請求書発行時の自動仕訳タイミングを設定(発行時・確定時・入金時から選択可能)
  5. テスト請求書を発行して、仕訳が正しく連携されるか確認
注意: 連携設定後、既に発行済みの請求書は遡って自動仕訳されません。連携開始日以降に発行した請求書から自動連携が適用されますので、期首など区切りのよいタイミングで設定することをおすすめします。

具体的な活用ケーススタディ

【ケース】年商3,000万円のWebデザイナーBさん(個人事業主)

Bさんは月間平均30件の請求書を発行していました。以前は請求書をExcelで作成し、その内容を手動で会計ソフトに仕訳入力していたため、月末に約8時間の入力作業が必要でした。

マネーフォワードクラウド請求書と会計の連携導入後:

  • 請求書発行と同時に売上仕訳が自動計上されるため、月末の入力作業がゼロに
  • 請求漏れ・計上漏れがなくなり、年間約150万円の売上計上漏れを防止
  • 確定申告時の売上集計作業が10時間→1時間に短縮
  • 年間削減時間:約100時間(時給3,000円換算で30万円相当)

▲ マネーフォワードクラウド請求書と会計の連携設定方法を動画で解説

請求書から会計への自動仕訳フロー図
請求書発行から会計仕訳までの自動連携フロー

会計と給与の連携|人件費管理を効率化

給与計算データの会計自動取込

マネーフォワードクラウド給与と会計の連携は、特に従業員を雇用している個人事業主や小規模法人にとって非常に重要です。給与計算で算出した給与・社会保険料・源泉所得税などのデータが、自動的に会計帳簿に仕訳として取り込まれます。

連携により自動化される仕訳の例:

  • 給与支給時: 借方「給料手当」/貸方「普通預金」「預り金(社会保険料)」「預り金(源泉所得税)」
  • 社会保険料納付時: 借方「法定福利費」「預り金」/貸方「普通預金」
  • 源泉所得税納付時: 借方「預り金」/貸方「普通預金」
  • 賞与支給時: 借方「賞与」/貸方「普通預金」「預り金」

これらの仕訳が給与確定ボタンを押すだけで自動生成されるため、給与に関する会計処理がほぼゼロになります。

社会保険料・源泉税の連携方法

給与と会計の連携で特に便利なのが、社会保険料と源泉所得税の自動計算・自動仕訳機能です。

項目 従来の方法 連携後 削減時間
給与仕訳 給与明細から手動で仕訳入力 給与確定と同時に自動仕訳 月2〜3時間
社会保険料計算 料率表を参照し手計算 標準報酬月額から自動計算 月1〜2時間
源泉所得税計算 源泉徴収税額表から手計算 扶養人数等から自動計算 月1〜2時間
納付額集計 各従業員の金額を集計 納付書データ自動作成 月1時間
年末調整 手計算で源泉徴収票作成 自動計算・書類自動作成 年10〜20時間

複数従業員がいる場合の設定ポイント

従業員が複数いる場合、給与と会計の連携設定では以下のポイントに注意が必要です。

ポイント: 部門別管理を行っている場合、給与計算時に従業員ごとに部門を設定しておくと、会計側の仕訳にも部門情報が自動反映されます。これにより部門別損益計算が容易になります。
  • 勘定科目の統一: 正社員・パート・アルバイトで勘定科目を分ける場合は、給与ソフト側で雇用形態別の勘定科目設定が必要
  • 締め日の設定: 給与締め日と会計期間の関係を明確にし、月次決算のタイミングを調整
  • 社会保険料率の更新: 年1回の保険料率改定時には、給与ソフトが自動更新されるため会計側の設定変更は不要
  • 年末調整データの取扱い: 年末調整による還付・徴収額も自動的に会計仕訳に反映されます

給与関連の記帳は税務調査でも重点的にチェックされる項目です。連携機能を使うことで、人的ミスを防ぎ、税務リスクを大幅に低減できます。

確定申告の詳しい手順については、【2024年版】個人事業主の確定申告やり方完全ガイド|初めてでも安心の手順で解説していますので、併せてご確認ください。

給与計算から会計仕訳への自動連携画面
給与確定時の会計仕訳自動生成画面

経費精算と会計の連携|経費処理を劇的に効率化

経費申請から仕訳計上までの自動フロー

マネーフォワードクラウド経費と会計の連携は、従業員の経費精算業務を大幅に効率化します。従業員がスマホアプリから領収書を撮影・申請すると、OCR機能で自動的に金額・日付・摘要が読み取られ、承認後すぐに会計ソフトに仕訳として反映されます。

自動フローの詳細:

  1. 経費申請: 従業員がスマホで領収書を撮影し、経費科目を選択して申請
  2. OCR読取: AI-OCRが領収書の金額・日付・店舗名を自動認識(精度約95%)
  3. 承認ワークフロー: 設定した承認ルートで上長が承認
  4. 会計連携: 承認完了と同時に「旅費交通費/未払金」などの仕訳が自動生成
  5. 精算処理: 給与との連携で給与と一緒に精算、または個別振込

この仕組みにより、経費精算にかかる時間が従来の約1/5に削減されます。月間100件の経費申請がある企業では、経理担当者の業務時間を月20時間以上削減可能です。

交通費・交際費などカテゴリ別の連携設定

経費精算では、経費の種類によって会計上の勘定科目や税区分が異なります。マネーフォワードクラウドでは、経費カテゴリごとに詳細な連携設定が可能です。

経費カテゴリ 会計勘定科目 税区分 連携時の注意点
交通費(電車・バス) 旅費交通費 非課税仕入 ICカード連携で自動取込可能
交通費(タクシー) 旅費交通費 課税仕入10% 領収書添付必須設定推奨
交際費(飲食) 接待交際費 課税仕入10%(軽減8%混在注意) 5,000円超は参加者記録必須
消耗品費 消耗品費 課税仕入10% 10万円以上は固定資産判定必要
通信費 通信費 課税仕入10% 個人使用分の按分設定可能
宿泊費 旅費交通費 課税仕入10%(軽減8%混在注意) 出張旅費規程に基づく設定推奨

クレジットカード・ICカード連携の活用法

マネーフォワードクラウド経費の最大の強みは、クレジットカードやICカード(Suica、PASMOなど)との自動連携機能です。

ポイント: 法人カードを従業員に配布し、経費をすべてカード決済にすることで、約90%の経費が自動で経費精算システムに取り込まれます。残り10%の現金払い分のみを手動申請すればよいため、大幅な効率化が実現します。

クレジットカード連携の設定手順:

  1. マネーフォワードクラウド経費の「カード連携」メニューから連携したいカードを選択
  2. カード会社のログイン情報を入力(セキュアな暗号化通信で保護)
  3. カード利用明細が自動的に経費データとして取り込まれる
  4. 従業員が各明細に経費科目と摘要を追加して申請
  5. 承認後、会計ソフトに自動仕訳

ICカード連携では、交通系ICカード(Suica、PASMO、ICOCAなど)の利用履歴を自動取得できます。カードリーダーにタッチするだけで最大26週間分の履歴が取り込まれ、交通費精算が劇的に効率化します。

経費として認められる範囲については、フリーランスエンジニアの経費はどこまでOK?認められる経費一覧と節税術で詳しく解説していますので、ぜひご参照ください。

スマホアプリでの領収書撮影から経費申請までの流れ
マネーフォワードクラウド経費のスマホアプリ画面

勤怠管理と給与の連携|労務管理を一元化

勤怠データの給与自動反映

マネーフォワードクラウド勤怠と給与の連携は、特に時給制やシフト制の従業員を雇用している事業者にとって必須の機能です。従業員の出退勤打刻データが自動的に集計され、給与計算に反映されます。

連携による自動化の内容:

  • 労働時間の自動集計: 出退勤打刻から所定労働時間・時間外労働時間・深夜労働時間を自動計算
  • 残業代の自動計算: 時間外労働に対する割増賃金(1.25倍、1.5倍など)を自動算出
  • 有給休暇の自動管理: 有給取得日数を自動カウントし、給与計算に反映
  • 遅刻・早退の控除計算: 遅刻・早退時間を自動集計し、給与から控除
  • シフト手当の自動加算: 深夜手当・休日手当などを自動計算

この連携により、給与計算の正確性が向上し、計算ミスによる従業員とのトラブルを防止できます。また、労働基準法に準拠した適切な労働時間管理が自動的に行われるため、コンプライアンス強化にもつながります。

シフト管理・有給管理との統合

マネーフォワードクラウド勤怠には、シフト作成機能と有給休暇管理機能が統合されており、これらのデータも給与計算に自動連携します。

活用例: 飲食店を経営するCさんは、アルバイト20名のシフト作成と給与計算に毎月10時間以上かかっていました。勤怠と給与の連携導入後は、シフト通りに従業員が打刻すると自動的に給与が計算されるため、給与計算時間がほぼゼロになりました。

有給休暇管理の自動化機能:

  • 入社日から自動的に有給付与日数を計算(労働基準法第39条に準拠)
  • 有給取得状況をリアルタイムで把握
  • 有給消化日数を給与計算に自動反映
  • 有給義務化(年5日取得)のアラート機能
  • 有給残日数を従業員自身がアプリで確認可能

労働時間集計の自動化メリット

勤怠と給与の連携による労働時間集計の自動化は、単なる業務効率化だけでなく、法令遵守の観点からも重要です。

集計項目 法的要件 自動化の効果
時間外労働時間 36協定の上限チェック(月45時間) 上限超過時に自動アラート
休憩時間 6時間超で45分、8時間超で60分 休憩時間未取得を自動検知
深夜労働時間 22時〜5時は25%割増 深夜時間帯を自動判定・計算
休日労働時間 法定休日は35%割増 休日種別を自動判定
有給取得日数 年5日取得義務 取得状況を自動監視
注意: 2019年4月施行の働き方改革関連法により、労働時間の客観的な把握が義務化されています。勤怠管理システムによる打刻記録は、この法的要件を満たす最も確実な方法です。

▲ マネーフォワードクラウド勤怠と給与の連携設定手順を解説

勤怠管理システムの打刻画面と給与計算への反映イメージ
勤怠打刻から給与計算までの自動連携フロー

マイナンバー管理と給与の連携|安全な情報管理

マイナンバー収集から給与反映までの流れ

マネーフォワードクラウドマイナンバーと給与の連携は、従業員のマイナンバーを安全に管理しながら、年末調整や社会保険手続きに必要な情報を自動的に給与システムに連携します。

マイナンバー管理の全体フロー:

  1. マイナンバー収集: 従業員がWeb上で本人確認書類とマイナンバーをアップロード
  2. 本人確認: 運転免許証やパスポートによる本人確認を実施
  3. 安全な保管: マイナンバーは暗号化され、特定個人情報保護評価に準拠したサーバーで保管
  4. 給与連携: 年末調整時や社会保険手続き時に必要な情報のみを給与システムに自動連携
  5. アクセス制御: マイナンバーへのアクセスは権限者のみに限定され、アクセスログが記録される

この仕組みにより、マイナンバー法(番号法)で求められる厳格な管理体制を、システムで自動的に実現できます。

年末調整での自動連携活用法

年末調整は、マイナンバー管理と給与の連携が最も活躍する場面です。従来は従業員から紙で回収していた扶養控除等申告書などの書類を、すべてWeb上で収集・管理できます。

ポイント: マネーフォワードクラウドの年末調整機能では、従業員がスマホから生命保険料控除証明書などを撮影してアップロードすると、OCRで自動読取され、控除額が自動計算されます。経理担当者の作業時間は従業員1人あたり約30分から5分に短縮されます。

年末調整における連携のメリット:

  • 扶養親族のマイナンバーが自動的に源泉徴収票に反映される
  • 前年データを引き継げるため、変更がない従業員は入力不要
  • 控除額の計算ミスがなくなり、税額計算の正確性が向上
  • 給与所得の源泉徴収票を電子発行できる(電子帳簿保存法対応)
  • 税務署への法定調書合計表提出もシステムから直接e-Tax送信可能

セキュリティ・コンプライアンス対策

マイナンバーは特定個人情報として、個人情報保護法よりもさらに厳格な取扱いが求められます。マネーフォワードクラウドマイナンバーは、以下のセキュリティ対策を実装しています。

セキュリティ項目 対策内容 準拠基準
データ暗号化 AES256ビット暗号化で保存・通信 特定個人情報保護委員会ガイドライン
アクセス制御 役職・部署ごとの閲覧権限設定 安全管理措置の義務化対応
アクセスログ 誰がいつアクセスしたか記録 不正アクセス防止
二段階認証 ログイン時のワンタイムパスワード 技術的安全管理措置
廃棄管理 退職者のマイナンバー自動削除設定 保管期限経過後の廃棄義務
注意: マイナンバー法では、事業者に対して特定個人情報の安全管理措置が義務付けられています。違反した場合、最大4年以下の懲役または200万円以下の罰金が科される可能性があります。クラウドシステムでの適切な管理が推奨されます。
マイナンバー収集から年末調整までの安全な管理フロー
マイナンバー管理システムのセキュアな情報管理

債権管理と請求書・会計の連携|入金管理を自動化

請求書発行から入金消込までの一気通貫

マネーフォワードクラウド債権管理は、請求書発行から入金確認、消込処理までを一元管理するサービスです。請求書・会計との三者連携により、売掛金管理が完全自動化されます。

一気通貫の業務フロー:

STEP 1: クラウド請求書で請求書を発行 → 会計に売掛金仕訳が自動計上 → 債権管理に請求データが登録
STEP 2: 銀行口座と連携し、入金情報を自動取得
STEP 3: AIが入金と請求書を自動マッチング(消込候補を提示)
STEP 4: ワンクリックで消込完了 → 会計に入金仕訳が自動計上
STEP 5: 未入金の請求書には自動督促メール送信(任意設定)

この連携により、入金消込作業にかかる時間が約90%削減されます。月間200件の請求書を発行する企業では、月20時間以上の業務時間削減が可能です。

入金消込の自動化メカニズム

マネーフォワードクラウド債権管理の入金消込自動化は、AIによる高度なマッチング技術を使用しています。

自動マッチングの仕組み:

  • 金額一致判定: 入金額と請求額が完全一致する場合、自動的に紐付け
  • 取引先名判定: 振込人名義と取引先名称を照合(略称・カナ表記の揺れも吸収)
  • 入金日判定: 支払条件(月末締め翌月末払いなど)から入金予定日を予測し、前後数日以内の入金をマッチング
  • 複数請求書の合算入金: 1回の入金で複数の請求書をまとめて支払われた場合も自動判定
  • 一部入金対応: 請求額の一部のみ入金された場合、残額を未入金として管理
ポイント: AIによる自動マッチング精度は約95%です。残り5%の複雑なケースのみ手動で確認すればよいため、大幅な効率化が実現します。学習機能により、使うほど精度が向上します。

督促管理の自動化と効率化

債権管理の重要な機能として、未入金の請求に対する督促業務の自動化があります。

自動督促機能の詳細:

  • 支払期日を過過ぎた請求書を自動検出
  • 段階的な督促メールを自動送信(初回督促・再督促・最終督促など)
  • 督促メールのテンプレートをカスタマイズ可能
  • 督促履歴を自動記録し、取引先ごとの入金傾向を分析
  • 長期未入金の取引先にアラート通知

督促業務の自動化により、キャッシュフローの改善にも直結します。平均回収期間が45日から35日に短縮されたという事例もあります。

督促段階 タイミング 自動化内容
初回督促 支払期日翌日 丁寧な確認メール自動送信
再督促 支払期日+7日 やや強めの督促メール自動送信
最終督促 支払期日+14日 担当者に通知+督促状作成
長期未入金 支払期日+30日 経営者に自動アラート
債権管理画面での入金消込と督促管理の様子
債権管理システムでの入金状況ダッシュボード

API連携による外部サービスとの接続

マネーフォワードクラウドのAPI連携とは

マネーフォワードクラウドは、公式APIを提供しており、他社の業務システムやツールとの連携が可能です。API(Application Programming Interface)とは、システム間でデータをやり取りするための仕組みです。

API連携のメリット:

  • 既存システムとの統合: 自社で使っている販売管理システムや在庫管理システムとマネーフォワードクラウド会計を連携できます
  • カスタマイズ性: 自社の業務フローに合わせた独自の連携を開発できます
  • リアルタイム同期: データがリアルタイムで双方向に同期されます
  • 大量データ処理: 月間数千件〜数万件の取引データも自動処理可能です

連携可能な主要外部サービス

マネーフォワードクラウドとAPI連携できる主要な外部サービスをご紹介します。

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