会計ソフトの銀行連携数を比較|地方銀行・ネット銀行の対応状況ランキング


会計ソフトと銀行口座の連携イメージ図
主要会計ソフトの銀行連携機能の比較

「会計ソフトを導入したいけど、自分が使っている地方銀行に対応しているのか分からない…」「ネット銀行を複数使っているけど、全部連携できる会計ソフトはどれ?」個人事業主やフリーランスの方から、こうした銀行連携に関する相談が非常に多く寄せられています。銀行口座との自動連携は会計ソフト選びの最重要ポイントの一つですが、対応銀行数や連携の安定性は各社で大きく異なります。

この記事では、freee・マネーフォワード・弥生会計を中心に、主要会計ソフトの銀行連携数を徹底比較します。全国の地方銀行からネット銀行まで、どのソフトがどの金融機関に対応しているのか、実際の対応状況を詳細データとともにお伝えします。さらに、連携の安定性や自動取込の精度、トラブル時の対処法まで網羅的に解説します。

2024年最新の情報に基づき、あなたの使っている銀行に最適な会計ソフトが見つかる内容となっています。会計業務を効率化し、確定申告の準備時間を大幅に削減するために、ぜひ最後までお読みください。

会計ソフトの銀行連携とは?自動取込の仕組みを理解する

会計ソフトの銀行連携機能とは、インターネットバンキングの情報を会計ソフトが自動的に取得し、入出金データを会計帳簿に反映させる機能です。この機能により、手作業での記帳作業が大幅に削減され、記入ミスも防げます。

銀行連携の基本的な仕組み

会計ソフトの銀行連携は、主に以下の3つの方式で実現されています。

  • API連携方式: 銀行が公式に提供するAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を利用する方法で、最も安定性が高く、リアルタイムに近いデータ取得が可能です
  • スクレイピング方式: インターネットバンキングの画面情報を自動的に読み取る方法で、多くの金融機関に対応できますが、銀行側のサイト変更により接続が不安定になることがあります
  • 明細ファイル取込方式: 銀行からダウンロードしたCSVやPDFファイルを手動で取り込む方法で、完全自動ではありませんが確実性が高い方法です
ポイント: API連携に対応している銀行であれば、最も安定した自動取込が可能です。主要メガバンクや大手ネット銀行は徐々にAPI連携に移行しています。
銀行連携の3つの方式を説明する図解
API連携・スクレイピング・ファイル取込の違い

銀行連携で自動化できること

銀行口座との連携により、以下の会計業務が自動化されます。

  1. 入出金明細の自動取得: 毎日または定期的に銀行の入出金データを自動取得します
  2. 仕訳の自動推測: AI機能により、取引内容から適切な勘定科目を推測して仕訳案を作成します
  3. 残高照合: 会計ソフト上の帳簿残高と実際の銀行残高を自動照合し、ズレがあれば通知します
  4. 取引先の自動登録: 振込先や振込元の情報から取引先を自動的に登録・紐付けします

銀行連携のメリットと注意点

銀行連携機能を活用することで、個人事業主は記帳作業にかける時間を月20時間以上削減できるというデータがあります。しかし、完全に放置できるわけではなく、定期的な確認が必要です。

メリット 注意点
記帳作業時間の大幅削減(最大90%減) AI推測の勘定科目が間違っている場合がある
入力ミスの防止 プライベート支出も取り込まれる
リアルタイムでの資金管理が可能 銀行側のメンテナンスで一時的に接続できないことがある
複数口座の一元管理 過去データの取得期間に制限がある(通常1〜2年)
確定申告準備の効率化 セキュリティ面での不安を感じる人もいる
注意: 銀行連携を利用する際は、会計ソフトと銀行の両方でセキュリティ設定を確認しましょう。二段階認証の設定や、定期的なパスワード変更が推奨されます。

主要会計ソフトの銀行連携数ランキング【2024年最新版】

2024年時点での主要会計ソフトの銀行連携対応数を徹底調査しました。対応金融機関数は会計ソフト選びの重要な判断材料となります。

主要会計ソフトの銀行連携対応数比較グラフ
2024年の対応金融機関数トップ5

総合ランキング:対応金融機関数TOP5

各会計ソフトが対応している金融機関の総数を調査した結果、以下のランキングとなりました。

順位 会計ソフト名 対応金融機関数 特徴
1位 マネーフォワード クラウド確定申告 2,400以上 最多の対応数。地方銀行・信用金庫にも幅広く対応
2位 freee会計 2,300以上 ネット銀行との連携が特に安定。API連携が充実
3位 弥生会計オンライン 2,100以上 メガバンク・主要地銀は安定。中小地銀は一部非対応
4位 やよいの青色申告オンライン 2,100以上 個人事業主向け。弥生会計オンラインと同等の対応数
5位 かんたんクラウド会計 1,800以上 主要銀行中心。マイナーな金融機関は非対応も
ポイント: 対応数だけでなく、あなたが実際に使っている銀行に対応しているかが最重要です。契約前に必ず対応金融機関リストを確認しましょう。

カテゴリ別ランキング:メガバンク対応状況

三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行の4大メガバンクに関しては、全ての主要会計ソフトが対応しています。ただし、連携の安定性や取得できる過去データの期間には違いがあります。

  • freee会計: 全メガバンクでAPI連携対応、最大2年分の過去データ取得可能
  • マネーフォワード: 全メガバンクでAPI連携対応、最大2年分の過去データ取得可能
  • 弥生会計: 全メガバンク対応、過去データは最大13ヶ月分(銀行により異なる)

カテゴリ別ランキング:ネット銀行対応状況

ネット銀行は個人事業主に人気が高く、会計ソフトとの連携も重要です。主要ネット銀行8社の対応状況は以下の通りです。

ネット銀行 freee マネーフォワード 弥生
楽天銀行 ◎ API ◎ API ◎ API
住信SBIネット銀行 ◎ API ◎ API ◎ API
PayPay銀行 ◎ API ◎ API ○ 対応
GMOあおぞらネット銀行 ◎ API ◎ API ○ 対応
ソニー銀行 ○ 対応 ○ 対応 ○ 対応
auじぶん銀行 ○ 対応 ○ 対応 ○ 対応
イオン銀行 ○ 対応 ○ 対応 ○ 対応
セブン銀行 ○ 対応 ○ 対応 △ 限定的

◎=API連携対応で最も安定、○=スクレイピング等で対応、△=一部機能制限あり

▲ 会計ソフトの銀行連携設定方法を動画で解説

地方銀行の対応状況を徹底調査|都道府県別対応率

地方銀行を事業用口座として利用している個人事業主は多いですが、会計ソフトによって対応状況に大きな差があります。ここでは全国の主要地方銀行の対応状況を詳しく見ていきます。

地方銀行対応状況の日本地図
全国の地方銀行対応状況マップ

地方銀行対応率の会計ソフト別比較

全国の地方銀行(第一地方銀行64行、第二地方銀行38行)の対応状況を調査したところ、以下の結果となりました。

会計ソフト 第一地銀対応率 第二地銀対応率 総合対応率
マネーフォワード 98.4%(63/64行) 94.7%(36/38行) 97.1%
freee 96.9%(62/64行) 92.1%(35/38行) 95.1%
弥生 93.8%(60/64行) 86.8%(33/38行) 91.2%
ポイント: マネーフォワードとfreeeは地方銀行対応率が95%以上と非常に高く、ほとんどの地銀で利用可能です。ただし、小規模な第二地方銀行では対応していないケースもあるため、事前確認が必須です。

エリア別:主要地方銀行の対応状況詳細

各地域の代表的な地方銀行について、3大会計ソフトの対応状況をまとめました。

北海道・東北エリア

銀行名 freee マネーフォワード 弥生
北海道銀行
北洋銀行
青森銀行
秋田銀行
岩手銀行
七十七銀行

関東エリア

銀行名 freee マネーフォワード 弥生
横浜銀行 ◎ API ◎ API
千葉銀行 ◎ API ◎ API
常陽銀行
武蔵野銀行
群馬銀行
足利銀行

中部・北陸エリア

銀行名 freee マネーフォワード 弥生
静岡銀行 ◎ API ◎ API
愛知銀行
十六銀行
北陸銀行
福井銀行
八十二銀行

関西エリア

銀行名 freee マネーフォワード 弥生
京都銀行 ◎ API ◎ API
池田泉州銀行
但馬銀行
南都銀行
紀陽銀行
滋賀銀行

中国・四国エリア

銀行名 freee マネーフォワード 弥生
広島銀行 ◎ API ◎ API
中国銀行
山口銀行
伊予銀行
阿波銀行
百十四銀行

九州・沖縄エリア

銀行名 freee マネーフォワード 弥生
福岡銀行 ◎ API ◎ API
西日本シティ銀行
肥後銀行
鹿児島銀行
琉球銀行
沖縄銀行

◎=完全対応(API連携含む)、○=基本対応(スクレイピング等)

地方銀行連携の設定画面例
会計ソフトでの地方銀行連携設定画面

信用金庫・信用組合の対応状況

信用金庫や信用組合も個人事業主に利用されることが多い金融機関です。全国の信用金庫254庫、信用組合150組合について、会計ソフトの対応状況は以下の通りです。

  • マネーフォワード: 信用金庫約220庫(87%)、信用組合約100組合(67%)に対応
  • freee: 信用金庫約200庫(79%)、信用組合約90組合(60%)に対応
  • 弥生: 信用金庫約180庫(71%)、信用組合約70組合(47%)に対応
注意: 地方の小規模信用金庫・信用組合では対応していないケースもあります。導入前に必ず自分が使っている金融機関が対応リストに含まれているか、各会計ソフトの公式サイトで確認してください。

クレジットカード・電子マネー連携の対応状況

銀行口座だけでなく、クレジットカードや電子マネーとの連携も会計業務の効率化には不可欠です。特に経費精算が多い個人事業主にとって、カード明細の自動取込は大きなメリットとなります。

クレジットカード連携のイメージ図
クレジットカード明細の自動取込機能

主要クレジットカードの対応状況

個人事業主に人気の高いビジネスカード・クレジットカードについて、対応状況をまとめました。

カード会社 freee マネーフォワード 弥生 備考
三井住友カード ビジネスカード含む全種類対応
JCBカード 法人カード・ビジネスカード対応
楽天カード