会計ソフトの確定申告書作成機能比較|e-Tax連携・第三表・第四表対応状況


確定申告の時期が近づくと、個人事業主やフリーランスの方から「会計ソフトで確定申告書まで作れるの?」「e-Taxに対応しているソフトはどれ?」「第三表や第四表も作成できる?」といった質問を多くいただきます。実は、会計ソフトによって確定申告書作成機能の対応範囲が大きく異なり、選択を誤ると結局手作業で申告書を作る羽囲気になってしまうこともあるのです。

この記事では、主要な会計ソフト(freee・マネーフォワード・弥生会計など)の確定申告書作成機能を徹底比較します。e-Tax連携の有無、確定申告書B・第三表(譲渡所得など)・第四表(損失申告)への対応状況、青色申告決算書の自動作成機能まで、実際の画面キャプチャと具体例を交えて詳しく解説します。

この記事を読めば、あなたの事業形態や所得の種類に最適な会計ソフトが見つかり、確定申告の作業時間を大幅に短縮できます。年収500万円のフリーランスAさんが実際に3時間で申告を完了させた実例や、不動産所得のあるBさんのケーススタディも紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

会計ソフトの確定申告書作成機能とは?基本を理解する

会計ソフトと確定申告書のイメージ
会計ソフトから確定申告書を直接作成できる機能の概要

確定申告書作成機能の基本的な仕組み

会計ソフトの確定申告書作成機能とは、日々入力した取引データをもとに、確定申告に必要な各種書類を自動的に生成する機能です。具体的には以下のような書類が作成できます。

  • 青色申告決算書(損益計算書・貸借対照表など)
  • 確定申告書B(第一表・第二表)
  • 確定申告書の各種付表(第三表・第四表など)
  • 各種明細書(医療費控除の明細書、住宅借入金等特別控除額の計算明細書など)

従来は会計ソフトで帳簿を作成した後、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で改めてデータを入力し直す必要がありましたが、現在の主要な会計ソフトでは、帳簿データから直接確定申告書を作成できるため、二重入力の手間が省けます。

e-Tax連携とは何か

e-Tax連携とは、会計ソフトで作成した確定申告書データを、国税庁の電子申告システム「e-Tax」に直接送信できる機能です。この機能があると以下のメリットがあります。

e-Tax連携の3つのメリット:

  • 自宅から24時間いつでも申告が可能
  • 青色申告特別控除65万円を受けるために必須(令和2年分以降)
  • 還付申告の場合、書面提出より早く還付金が振り込まれる(約3週間)

青色申告で最大65万円の特別控除を受けるには、e-Taxによる電子申告または電子帳簿保存が必須となっています。そのため、e-Tax連携機能は現在の会計ソフト選びにおいて最重要ポイントと言えます。詳しくは青色申告65万円控除の要件とは?2024年最新版|e-Tax必須化の注意点をご覧ください。

確定申告書の種類と付表について

確定申告書には複数の様式があり、所得の種類や状況によって提出する書類が異なります。会計ソフトを選ぶ際は、自分に必要な様式に対応しているかを確認することが重要です。

書類名 必要なケース 主な内容
確定申告書B(第一表・第二表) 全ての個人事業主・フリーランス 所得金額・控除額・税額の計算
第三表(分離課税用) 株式譲渡・不動産譲渡・退職所得など 分離課税の所得がある場合
第四表(損失申告用) 赤字の繰越・繰戻をする場合 純損失の繰越控除・雑損失の計算
青色申告決算書 青色申告者全員 損益計算書・貸借対照表など4ページ
収支内訳書 白色申告者 簡易な収支の内訳

特に第三表や第四表は、全ての会計ソフトで対応しているわけではありません。後述する比較表で詳しく確認していきましょう。

主要会計ソフトの確定申告書作成機能比較一覧表

主要会計ソフトの機能比較イメージ
freee・マネーフォワード・弥生の機能比較

総合比較表:確定申告書作成機能の対応状況

個人事業主・フリーランスに人気の主要会計ソフト6製品について、確定申告書作成機能の対応状況を比較しました。この表を見れば、あなたに必要な機能を持つソフトが一目で分かります。

ソフト名 確定申告書B 第三表 第四表 青色決算書 e-Tax連携 料金(年額)
freee会計 △(一部) 12,936円〜
マネーフォワード クラウド確定申告 10,560円〜
やよいの青色申告 オンライン 9,680円〜
弥生会計(デスクトップ版) 50,000円〜
かんたんクラウド(MJS) × 12,000円〜
会計freee(Macユーザー向け) 12,936円〜

◎:完全対応、○:概ね対応、△:一部対応、×:非対応

比較のポイント: やよいの青色申告オンラインと弥生会計(デスクトップ版)は全ての申告書様式に完全対応しており、複雑な申告が必要な方にも安心です。一方、freeeとマネーフォワードは第三表の対応が限定的なため、株式譲渡や不動産譲渡がある方は注意が必要です。

e-Tax連携機能の詳細比較

e-Tax連携機能は各ソフトで実装方法が異なります。ここでは実際の使い勝手や必要な準備について比較します。

  • freee会計:マイナンバーカード方式とID・パスワード方式の両方に対応。スマホでの電子申告も可能で、最も手軽にe-Tax送信ができる
  • マネーフォワード クラウド確定申告:マイナンバーカード方式に対応。PC環境が必要だが、安定した送信が可能
  • やよいの青色申告オンライン:e-Taxソフト(WEB版)との連携。XMLファイルをダウンロードして国税庁のシステムで送信する形式
  • 弥生会計(デスクトップ版):独自のe-Tax連携機能を搭載。非常に安定しており、大量の申告データ送信にも対応

▲ 会計ソフトからe-Taxで確定申告する方法(解説動画)

青色申告決算書の自動作成機能

青色申告決算書は4ページ構成で、損益計算書・損益の内訳・貸借対照表・減価償却費の計算などが含まれます。会計ソフトでは日々の取引入力から自動的にこれらを作成できますが、精度や使いやすさに違いがあります。

ソフト名 自動作成の精度 特徴
freee会計 ★★★★☆ 勘定科目の自動提案が強力。初心者でも正確な決算書作成が可能
マネーフォワード ★★★★★ AIによる仕訳学習機能で精度が向上。細かい調整も可能
やよい ★★★★★ 長年の実績に基づく高精度。税理士の監修を受けた仕様

より詳しい比較はfreee vs マネーフォワード vs 弥生|個人事業主向け会計ソフト徹底比較2024をご覧ください。

freee会計の確定申告書作成機能を徹底解説

freee会計の確定申告画面
freee会計の確定申告書作成画面イメージ

freeeの確定申告書作成の特徴と強み

freee会計は、会計知識がない初心者でも確定申告書を作成できることを最大の強みとしています。○×形式の質問に答えていくだけで、必要な申告書類が自動的に判定・作成される仕組みです。

freeeの確定申告5ステップ:

  1. 日々の取引を自動取込・入力
  2. 「確定申告」メニューから申告開始
  3. ○×質問に答える(約5〜10分)
  4. 控除額などの詳細を入力
  5. 確定申告書を確認してe-Tax送信

freeeの最大の特徴は、会計用語を極力使わない設計です。例えば「売掛金」ではなく「まだもらっていないお金」、「買掛金」ではなく「まだ払っていないお金」といった表現を使い、簿記の知識がなくても理解できるよう配慮されています。

freeeで作成できる申告書と制限事項

freee会計で作成できる確定申告関連書類は以下の通りです。

  • 確定申告書B(第一表・第二表)
  • 青色申告決算書(一般用・農業所得用・不動産所得用)
  • 収支内訳書(白色申告用)
  • 第四表(損失申告用)
  • 医療費控除の明細書
  • 住宅借入金等特別控除額の計算明細書
  • 給与所得・雑所得・一時所得の入力
注意: freeeでは第三表(分離課税用)の作成に制限があります。具体的には、上場株式等の譲渡所得や配当所得の申告には対応していますが、土地・建物の譲渡所得や先物取引に係る雑所得等には対応していません。これらの申告が必要な場合は、国税庁の確定申告書等作成コーナーで別途作成する必要があります。

freeeのe-Tax連携機能の実際

freeeはスマホでのe-Tax送信に対応している唯一の主要会計ソフトです。マイナンバーカードとスマホがあれば、PCなしで確定申告を完結できます。

  • マイナンバーカード方式:スマホまたはPCとICカードリーダーで送信可能
  • ID・パスワード方式:事前に税務署で発行したID・パスワードで送信(カードリーダー不要)
  • 電子署名の簡便化:freee独自の仕組みで、複雑な設定なしで送信可能

実際の使用感についてはfreee確定申告の評判は?実際に使った個人事業主100人の口コミ調査で詳しく紹介しています。

マネーフォワード クラウド確定申告の機能詳細

マネーフォワード クラウドの申告書作成画面
マネーフォワード クラウド確定申告の操作画面

マネーフォワードの確定申告書作成の特徴

マネーフォワード クラウド確定申告は、会計ソフトとしての正確性と使いやすさのバランスが優れています。簿記の基礎知識がある方にとっては、freeeよりも直感的に操作できる設計です。

特筆すべきは、AI(人工知能)による仕訳学習機能です。取引を登録するたびにAIが学習し、次回から同じような取引を自動提案してくれます。使えば使うほど精度が上がり、確定申告書の正確性も向上します。

マネーフォワードで対応している申告書類

マネーフォワード クラウド確定申告で作成できる書類は以下の通りです。

書類名 対応状況 備考
確定申告書B ◎ 完全対応 第一表・第二表ともに自動作成
青色申告決算書 ◎ 完全対応 一般用・不動産所得用・農業所得用
第三表(分離課税) ○ 概ね対応 株式譲渡・土地建物譲渡に対応
第四表(損失申告) ◎ 完全対応 純損失の繰越・繰戻に対応
医療費控除明細書 ◎ 完全対応 CSVインポートも可能

マネーフォワードの第三表対応について

マネーフォワードは2022年より第三表(分離課税用)の対応を強化し、主要な分離課税所得に対応しています。

マネーフォワードで対応している第三表の内容:

  • 上場株式等の譲渡所得(特定口座・一般口座)
  • 土地・建物の譲渡所得(居住用財産の3,000万円特別控除含む)
  • 上場株式等の配当所得(申告分離課税を選択する場合)
  • 一般株式等の譲渡所得

ただし、先物取引に係る雑所得等、一部の特殊な分離課税所得には対応していないため、該当する方は事前に確認が必要です。

マネーフォワードのe-Tax連携の使い勝手

マネーフォワードのe-Tax連携は、マイナンバーカード方式に対応しています。Windows・Macの両方で利用可能で、ICカードリーダーまたはスマホをカードリーダーとして使用できます。

  • e-Taxソフト(WEB版)との連携でスムーズに送信
  • 電子証明書の有効期限を自動チェック
  • 送信前のエラーチェック機能が充実
  • 過去の申告データを参照しながら入力可能

やよいの青色申告オンラインの確定申告機能

やよいの青色申告オンラインの画面
やよいの青色申告オンラインの確定申告書作成画面

弥生シリーズの圧倒的な対応範囲

やよいの青色申告オンラインおよび弥生会計は、確定申告書作成機能において最も対応範囲が広いソフトです。個人事業主が必要とするあらゆる申告書類に対応しており、複雑な申告が必要な方でも安心して利用できます。

弥生シリーズは会計ソフトとして30年以上の歴史があり、税理士からの信頼も厚いのが特徴です。実際、全国の税理士事務所の約70%が弥生製品を使用していると言われています。

やよいで作成できる全申告書類

やよいの青色申告オンラインで作成できる申告書類は以下の通りです。

  • 確定申告書B(第一表・第二表)
  • 第三表(分離課税用)- 全ての分離課税所得に対応
  • 第四表(損失申告用)- 第一表・第二表も含む
  • 青色申告決算書(一般用・不動産所得用・農業所得用)
  • 収支内訳書(白色申告用)
  • 所得の内訳書
  • 医療費控除の明細書
  • 住宅借入金等特別控除額の計算明細書
  • 株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書
  • 先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書
弥生の強み: 第三表の全ての分離課税所得(株式譲渡・不動産譲渡・先物取引・山林所得など)に完全対応しているのは、主要会計ソフトの中では弥生シリーズのみです。複雑な所得がある方には最適な選択肢と言えます。

やよいのe-Tax連携とセキュリティ

やよいの青色申告オンラインは、「弥生 電子署名」という独自のツールを使ってe-Tax送信を行います。セキュリティ面で非常に堅牢で、企業の経理部門でも使われている技術です。

  • マイナンバーカード方式に完全対応
  • 弥生電子署名ツールで安全に送信
  • 複数年分のデータを一括管理可能
  • 税理士との共同作業機能(上位プラン)

デスクトップ版との違い

弥生には「やよいの青色申告オンライン(クラウド版)」と「弥生会計(デスクトップ版)」の2種類があります。確定申告書作成機能の対応範囲は同等ですが、以下の違いがあります。

項目 オンライン版 デスクトップ版
料金 年額9,680円〜 50,000円〜(買い切り)
動作環境 ブラウザ(Mac対応) Windowsのみ
処理速度 ネット環境に依存 高速(ローカル処理)
適した規模 年間仕訳1,000件程度まで 大規模事業者も対応

個人事業主・フリーランスであれば、コストパフォーマンスに優れるオンライン版で十分です。ただし、不動産業など取引件数が非常に多い場合は、デスクトップ版の方がストレスなく使えます。

▲ やよいの青色申告オンラインで確定申告する手順(公式解説)

第三表・第四表が必要なケースと対応ソフト

確定申告書第三表・第四表のイメージ
確定申告書第三表・第四表が必要となる所得の種類

第三表(分離課税用)が必要なケース

第三表は、事業所得や給与所得などの総合課税とは別に、分離課税される所得がある場合に提出が必要です。個人事業主・フリーランスでよくあるケースは以下の通りです。

  • 株式の売却益がある場合:特定口座(源泉徴収あり)を選択していれば申告不要ですが、損失の繰越や他の口座との損益通算をする場合は申告が必要
  • 不動産を売却した場合:土地・建物の譲渡所得は分離課税。居住用財産の3,000万円特別控除を受ける場合も第三表が必要
  • 暗号資産(仮想通貨)の取引がある場合:雑所得として総合課税ですが、先物取引に類する取引は分離課税
  • 山林所得がある場合:山林を伐採・譲渡した所得は5分5乗方式の分離課税
  • 退職所得がある場合:通常は源泉徴収で完結しますが、確定申告する場合は第三表が必要
注意: 株式の配当金を総合課税で申告する場合(配当控除を受ける場合)は、第三表ではなく確定申告書Bの第二表に記載します。分離課税を選択する場合のみ第三表が必要です。

第三表対応状況の詳細比較

各会計ソフトの第三表対応状況を、所得の種類別に詳しく比較しました。

所得の種類 freee マネーフォワード やよい 必要性の頻度
上場株式等の譲渡
土地・建物の譲渡 ×
先物取引に係る雑所得 × ×
山林所得 × ×
退職所得

◎:完全対応、○:概ね対応、△:一部対応、×:非対応

第四表(損失申告用)が必要なケース

第四表は、事業で赤字が出た場合や、災害などで損失を受けた場合に使用します。青色申告をしている個人事業主にとっては重要な節税手段です。

第四表が必要な主なケース:

  • 純損失の繰越控除:青色申告者が赤字を翌年以降3年間繰り越す場合
  • 純損失の繰戻還付:前年も青色申告をしていた場合、赤字を前年に繰り戻して還付を受ける
  • 雑損失の繰越:災害・盗難などによる損失を翌年以降3年間繰り越す
  • 変動所得・臨時所得の平均課税:漁業や原稿料などの変動所得を平均化して税額を計算

第四表は、freee・マネーフォワード・やよいの全てで完全対応しています。特に青色申告をしている方にとっては、赤字を繰り越せることは大きなメリットですので、必ず第四表に対応したソフトを選びましょう。

実例:不動産売却があったフリーランスBさんのケース

ここで、実際に第三表が必要だった事例を紹介します。

【ケーススタディ】Webデザイナー Bさん(40代)の場合

  • 事業所得:年間450万円
  • 不動産売却:自宅マンションを2,800万円で売却(取得費2,500万円)
  • 譲渡益:300万円(ただし居住用財産の3,000万円特別控除を適用予定)

使用ソフト:当初freeeを使っていたが、第三表の不動産譲渡に対応していないため、やよいの青色申告オンラインに乗り換え

結果:3,000万円特別控除により譲渡所得はゼロとなり、譲渡所得税は発生せず。ただし第三表の提出は必須だったため、対応ソフトの選択が重要だった。

このように、所得の種類によっては会計ソフトの選択が重要になります。事前に自分に必要な申告書を確認しておきましょう。

青色申告決算書の自動作成機能を徹底比較

青色申告決算書のサンプル
青色申告決算書(4ページ)のイメージ

青色申告決算書の構成と自動作成の仕組み

青色申告決算書は以下の4ページで構成されています。会計ソフトでは、日々の取引入力からこれらを自動的に作成します。

  1. 1ページ目:損益計算書 – 売上・経費・所得金額の計算
  2. 2ページ目:損益の内訳 – 月別売上・仕入、主要な取引先の情報
  3. 3ページ目:損益の内訳(続き)・減価償却費の計算 – 固定資産の減価償却明細
  4. 4ページ目:貸借対照表 – 資産・負債・資本の状況(65万円控除の場合必須)

これらは全て仕訳データから自動計算されますが、ソフトによって以下のような違いがあります。

各ソフトの青色申告決算書作成機能の違い

機能 freee マネーフォワード やよい
損益計算書の自動作成
月別売上の自動集計
取引先情報の自動抽出
減価償却費の自動計算
貸借対照表の自動作成
エラーチェック機能

減価償却費の計算機能

10万円以上の資産(パソコン・車両・備品など)を購入した場合、減価償却という方法で複数年にわたって経費計上します。この計算は複雑ですが、会計ソフトなら自動で行ってくれます。

減価償却の自動計算で楽になること:

  • 資産を登録すると、耐用年数・償却率を自動判定
  • 毎年の減価償却費を自動計算
  • 定額法・定率法の選択が可能
  • 30万円未満の少額減価償却資産の特例も自動適用
  • 青色申告決算書3ページ目に自動転記

freeeでは「資産」として登録すると自動で減価償却が始まります。マネーフォワードとやよいでは「固定資産台帳」に登録する形式です。いずれも専門知識がなくても正確な減価償却計算ができます。

貸借対照表作成の精度

青色申告特別控除65万円を受けるには、複式簿記による記帳と貸借対照表の作成が必須です。会計ソフトを使えば、日々の取引を入力するだけで自動的に貸借対照表が作成されます。

ただし、以下のような項目は年度末に確認・調整が必要です。

  • 期末棚卸高:在庫がある場合、実地棚卸を行って入力
  • 未払金・未収金:12月31日時点で支払っていない経費、受け取っていない売上
  • 前払費用:翌年分の家賃・保険料などを先払いしている場合
  • 事業主借・事業主貸:プライベートとの資金移動

これらの調整は「決算整理仕訳」として入力します。freeeでは「決算」メニューから、マネーフォワードとやよいでは「決算整理」機能から入力できます。

e-Tax連携の実際の手順とトラブル対策

e-Tax送信の流れ
会計ソフトからe-Taxで申告する流れ

e-Tax申告に必要な事前準備

会計ソフトからe-Taxで申告するには、以下の準備が必要です。令和2年分の確定申告から、青色申